ファイナンシャルプランナーの資格を取得した女性(56)が、女性を対象にお金のため方や運用のための有料セミナーを開催したいと考えていました。今回はセミナー事業を成功させるためのコツをお伝えします。
告知と集客-まず、セミナー開催の告知に必要な情報を1枚の紙にまとめることをお勧めします。盛り込まなければならないのは、セミナーのタイトル、日時、場所、参加費、定員、対象者、セミナーの趣旨と流れ、主催者と連絡先など。これらの情報が欠けてしまうと集客に影響します。そして、それを基にチラシやホームページを作ります。チラシはパソコンで自作したもので大丈夫。完成したら、受講者になりそうな人たちが集まる交流会で配布してみましょう。
またウェブではセミナー告知が簡単にできるサービスもあります。無料のものもあれば、申し込み受け付けから参加費の徴収までを代行し、手数料を引いて自社に入金してくれるものもあります。
開催当日まで-受講者の満足度を高めるため、配布資料の内容は十分磨いておきましょう。資料と一緒にアンケート用紙を配り、今後の運営に生かすのもよいです。開催日が近づいたら、受講者に再度開催を伝えるリマインドメールを送りましょう。
開催当日-当日は受付用の名簿、参加費を当日徴収する場合はおつり用の現金、カメラやパソコン、プロジェクターなどを用意。すべてを1人で行う場合は、特に事前準備をしっかりしておくことがスムーズな進行につながります。また、セミナーの内容や受講者のニーズに合わせ、次につながる情報を提供できるようにします。
終了後-セミナーの参加費だけで事業を安定させるのは大変です。一度受講してくれた人には、メールや電話でお礼を伝えるとともに、不明な点があれば答えるなどのフォローを心がけます。またその際、次回以降のセミナーも案内するなど、リピーターになっていただくための仕掛けづくりをしましょう。
女性は、受講者にアンケートを取り、その後電話で次のセミナーの案内もしました。セミナーを通じて顧客との関係づくりができてきたと喜んでいます。