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産経新聞・片桐実央の起業相談

【片桐実央のゆる起業のススメ】実現可能性が見通せる起業資金の計算を

 趣味で始めた和菓子作り。周囲に配ったところ、好評なので和菓子の販売店をオープンさせたい東京都内の女性(62)がいます。店舗を持つには物件を借り、内装工事なども必要です。まとまった資金が必要なビジネスを始める場合は、倒産のリスクを回避するため、起業前のお金の計算が大切です。

 まずは、起業に必要な資金(起業資金)を把握しましょう。起業資金は主に設備資金と運転資金に分類されます。設備資金は、内装工事費や機械設備、パソコン、店舗の敷金など、店舗を開店するための初期費用です。運転資金は、材料の仕入れ先への支払いや水道光熱費、賃料、広告宣伝費など毎月かかる費用のことです。

 起業してから売り上げを得るまでの期間は、一般的に3カ月程度です。起業資金は、設備資金と運転資金3カ月分を合計した金額になります。売り上げを得るまでに時間がかかる場合は、さらに数カ月分の運転資金を準備しましょう。自己資金で足りない場合は、融資や補助金などの活用を検討します。

 続いて利益計画を作成しましょう。毎月の売り上げと経費の予測を記入し、利益(損失)が分かる表です。計画を作る上での注意点をお伝えします。

 まず、売り上げの上限を意識しましょう。和菓子店の場合は1時間に何個作れるのか、また、喫茶スペース併設の場合は席数などにより客の受け入れ人数が決まり、売り上げの上限が決まります。人を雇うタイミングも利益計画を見ながら考えましょう。売り上げが上限に近づき、さらに販売個数を増やす際に雇うのか、店舗の維持費用を差し引いて利益が出てきたら雇うのかなどを決めます。

 さらに、「楽観的」と「悲観的」な2種類の利益計画を作るといいでしょう。悲観的な計画は、店を維持する上で最低限必要な売り上げを確認するためです。つまり、その売り上げがなければ閉店する目安です。1カ月に必要な売上金額(和菓子の数)から、1日当たりの売上金額、その達成のためには1時間何個を売る必要があるのか…といった具合に、営業日数や営業時間で細分化すると、計画の実現可能性が見通しやすくなります。

女性は、利益計画をまとめつつ店舗物件を検討中です。

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