さまざまな業界で、営業職として活躍してきた男性(56)が、起業して企業の営業サポートを行う会社を立ち上げました。それぞれの顧客に適した営業支援を行うのとは別に中小企業の経営者や営業職の方向けに、セミナーを定期的に開きたいと思っています。
ビジネスセミナーで講師を務めているという実績は、自社への信頼を高め、新たな顧客を獲得する上で大きなプラス材料になりますので、ぜひチャレンジしてほしいところ。今回は、セミナーの集客方法についてお伝えします。
この男性のように、セミナーを行いたい人は多いです。ただ、本当に人が集まってくれるかどうかが不安で、なかなかできないという人も多いようです。そういう人は、異業種交流会などに積極的に参加しましょう。1人では不安な方も、こうした場で出会った方と共同でセミナーを開くという方法もありますし、チラシを手渡すなどして参加者を募る場にもなります。
開催を決めたら、まずは場所の確保です。公共施設や民間の貸会議室のほか、ワークショップなどができるカフェという選択肢もあります。予算や設備、アクセスのほか、参加予定者の傾向などを検討して選びましょう。
場所と日時を決めたら、セミナー開催を告知します。インターネットでセミナー情報を登録できるサイト、例えば「こくちーず(告知’s)」や「Seminars(セミナーズ)」などが便利。無料のものもあれば、申し込み受け付けから参加費徴収までを代行し、手数料を引いて入金してくれるものもあります。
セミナー情報を登録したら、自社のホームページやブログ、フェイスブック、ツイッターなどのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で発信しましょう。SNSでは、宣伝のし過ぎが疎ましく思われる雰囲気もあるので、自社の他の活動など通常の発信をしつつ、開催日に向けて適度に告知をするとよいかもしれません。メールマガジンにセミナー告知ページのホームページアドレスを記載して配信するのもお勧めです。
男性は、セミナー情報をサイトに掲載し、それまでほとんどやっていなかったフェイスブックを始めました。さまざまな交流会にも参加し、少しずつですが参加者も増えてきたそうです。