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夕刊フジ・定年起業への挑戦

【定年起業への挑戦 実践編】定年後「自分の趣味や知識を教える講座」を持つには?

 定年後は自分のペースで「人に教える・伝える仕事をしたい」という声は多い。ハードルの高い研修講師ではなく、自分の趣味などに関する知識や経験を人に教えて収入を得られたらと思う読者も少なくないだろう。


 今、教えたい人と学びたい人をつなぐサービスが注目されている。その中のひとつが「ストアカ」だ。学びたい人の登録者が約32万人、教えたい講師の登録者が約2万人という。ストアカを運営するストリートアカデミー株式会社執行役員窓岡順子さんにお話を聞いた。


 「会社員の方が日本酒講座を企画したり、退職された方が包丁研ぎの講座を開かれたりしています(窓岡さん)


 月10万円以上の収入を得る講師もいるという。どうすれば自分の講座を持てるのか?


 「教えたいことについての資格やその証明書などは必要ありません。本人の実名と顔写真の登録など所定の手続きが完了すればご自分の講座のホームページが持てます」


 ストアカのウェブサイトの中に自分専用の講座ホームページを作成し、会場手配など準備ができたら講座開催を告知する。そのホームページはチラシや名刺印刷用デザインに変換できる。ここまですべて無料だ。興味のある参加者はネット上で参加費を前払いして申し込んでくる。講座当日に面倒なお釣りや領収書の準備は必要ない。講座終了後、そこから10~20%の手数料が差し引かれて講師に振り込まれる。


 「これから講座を開いてみたい人向けにワークショップを開いていますので興味のある方はぜひご参加ください」


 「ストアカ先生向け講座」でネット検索すればいい。実際に足を運んで説明を聞くのがよさそうだ。(取材 構成 藤木俊明)

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