11月1日、東京・東銀座に、銀座セカンドライフが運営する「銀座アントレサロン5号店」がオープンし、「夕刊フジ定年起業応援サロン」も併設された。夕刊フジの読者同士が起業に向けて情報交換や知識の吸収などを気軽に行える、そんなコミュニティーの構築を目指す。
2日には、お披露目交流会も開かれた。完成したサロンは、レンガ造りのレイアウトが落ち着いた感じを醸し出している。
銀座セカンドライフの片桐実央代表によると、同サロンは東京都のインキュベーション施設運営計画認定事業に採択されたという。他のアントレサロンとの差別化ポイントとして個室の充実を図り、少しハイクラスな雰囲気を持つサロンにしたそうだ。
実際にサロンを見学すると、1人用の個室が7部屋、3人用の個室が2部屋あり、それぞれゆったりとしたスペースで、1人用個室に2人、3人用に4人ぐらいの入室は可能だ。それぞれの部屋には暗証番号鍵で入室する。
「オープンラウンジには16席を設置しています。会員はここで外部の方と自由に商談を行えますし、個室でも打ち合わせができます」片桐代表によると、個室には会話が外に漏れない特別な装置を導入しているという。
また、机ごとに電源コンセントがあり、無料Wi-Fiも使える。書類の印刷やコピー、スキャナーでの資料読み取りができる複合機が設置されているので、パソコン1台で入居してもすぐに仕事が始められる(印刷やコピーには費用がかかる)。また、同サロンと契約すれば、銀座、新宿、横浜など首都圏にある他のアントレサロン(11カ所)が自由に使えるのも大きなメリットだ。
前述の交流会には、一足早く定年起業を目指す読者、海老名要一さんをはじめ、多くの人が集まり、サロンの見学や交流を楽しんでいた。(取材・構成 藤木俊明)