「書くこと」が好きなので、小説、ルポルタージュなどで定年後の収入を得たいという人もいるのではないですか? また、音楽や写真など自分の創作物で収入が得られればうれしいという人もいるでしょう。
今は、ブログやSNSがありますから、ネット上で発表することもできます。でも、できたら、ちょっとしたお小遣いぐらいになったらさらにいいですよね。このコラムでいくつかやり方を紹介してきましたが、今若い人たちを中心に注目されているのが「note(https://note.mu/)」というネットサービスです。
簡単に言えば、コラムや小説、あるいは写真、音楽何でも創作物を掲載することができ、自分で有料または無料を設定することができるのです。たとえば、コラムなどは4分の1ほど公開して、残りは100円が必要、などと設定できます。
読み手がクレジットカードで支払うと、手数料を引かれた分が作者に振り込まれる仕組みです。ある種の「投げ銭」ですね。noteは、登録や利用は無料のようですが、引かれる手数料など、サイトの注意事項をよく読んで利用ください。
この仕組みを使えば、匿名で有料創作物販売ができるわけです。自分で宣伝しなくてはなかなか人が来てくれませんが、そんなプロセスを経験するのも、定年起業に向けてのいいトレーニングになるかもしれません。
このサービスはメディア、出版社の人たちにもチェックしている人が多いと聞きます。片手間に行うのではなくて、書籍化も視野に入れ構成して書いていくのもいいですね。ひょっとして作家デビューもと夢がふくらみます。 (取材・構成:藤木俊明)