電気を使わずに長時間、文字や絵柄を明るく映し出せるサインプレート(表示板)を作った男性(65)がいました。販路を広げるために展示会への出展を決めましたが、初めてなので不安も感じていました。今回は展示会や見本市に出展する際のコツをお伝えします。
展示会や見本市は、広い会場に多くの企業がそれぞれのブースを出し、自社の商品やサービスをPRするイベント。たくさんの人や企業が集まるので、顧客・提携先探しや業界の最新動向の収集に役立ちます。見学のための入場は無料ですが、ブースを設営して出展する場合は、広さにもよりますが、一般的に数十万円の出展料がかかります。
【展示会探し・助成金】年間を通じて多くの展示会が開かれています。業界別や地域別のほか、中小企業なら業種を問わず出展できるものなどさまざま。中小企業基盤整備機構の支援サイト「J-Net21」にある主要展示会カレンダー(http://j-net21.smrj.go.jp/watch/eventcalender/)などを参考に、目的に合った展示会を探しましょう。
また出展料、パネルやパンフレットの輸送費、カタログやPR用動画の制作費など出展にかかる費用を支援する助成金も活用しましょう。
【出展準備~当日】チラシやパネルなど、必要なものをリストアップして準備します。ブースのレイアウトも工夫しましょう。
男性は、展示会当日に手伝ってくれる経営者仲間を見つけました。会場では同じ業界の方とも名刺交換をし、今後の商品開発に生かせそうな提携先も見つかりました。