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産経新聞・片桐実央の起業相談

【ゆる起業のススメ】(7)シニア起業の落とし穴

これまで約5000人の起業支援をし、感じたシニア起業で陥りがちな落とし穴についてお話しします。シニア起業の「強み」は、豊富な経験や人脈を生かせることですが、逆に今までの豊富な経験が「弱み」につながることもあります。

以下に注意点を挙げました。

●現役時代のつてをあてにし過ぎない 起業すると、かつての勤め先やその取引先に営業する方もいますが、あまりあてにし過ぎないようにしましょう。前職の関係者は困っているかもしれません。起業当初に少し頼ったとしても、以降は自分で独り立ちしましょう。

●横柄な態度を取らない 挨拶や言葉遣いなど、営業先では、お話を聞いていただいているという姿勢が大切です。

●前の会社名や役職を名刺に書かない 会社の看板が外れた今、今後は個人として信頼づくりが大切です。起業したばかりの新人であることを意識しましょう。営業トークの中で前職の名前を出し、経験をアピールするのはいいですが、名刺に「元○○商事」などは書かない方がいいでしょう。

●市場調査を無視した過度な自信は禁物 夢や思いが必要ですが、具体的な根拠なく、「絶対売れる!」と思い込むのはやめましょう。

●過去の成功体験に固執し過ぎない 大企業に勤めていた方ほど前職の成功体験事例をそのまま起業後も行おうとします。会社規模や仕事環境、お客さまそのものも変わっています。

●初期投資を掛け過ぎない 元気に働ける年数は限られています。初期投資が大きいと回収するのに時間がかかります。年金や退職金を使い果たさないよう、「小さく始めて徐々に広げる」が大切です。パソコンや名刺の準備のほか、法人登記をしても、経費として50万円ほどで事業は開始できます。お店を開くなど初期投資が掛かる事業は、それ相応の準備が必要です。

●人に相談しましょう 家族や友人、取引先、行政や起業支援の会社などに相談することをお勧めします。多くの人に相談してアドバイスをもらうと、新たな「気づき」を発見することもあります。失敗のリスクを減らすために、より良い計画にしましょう。

●お金にこだわり過ぎない お金は大切ですが、1人で起業すると、前職の企業での取引金額と比較にならないほど小さな金額になります。ところが、中には「この金額ではやってられない」とおっしゃる方も。大切なのはもうけではなく、社会貢献やこれまでの経験を生かしながら人々に感謝されるやりがいのある仕事です。

いかがでしょうか。いずれかの項目に当てはまった方は、気をつけましょう。自分の好きな仕事で起業し、無理せず、適度な収入を得る「ゆる起業」が大切です。

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