Q 東京都内で歌舞伎をテーマにした飲食店を立ち上げたいと思っています。出店に最適な場所が見つかったのですが、毎月の賃料や人件費が高額になりそうです。脱サラでの起業なので、客足も予測できず不安が尽きません。
A 創業者を支援する都中小企業振興公社の「平成31年度 第1回創業助成事業」の申請受け付けが間もなく始まります。今回の相談者には、その利用をおすすめします。都内で創業を予定している人や、すでに創業している人(代表者歴が5年未満)に対し、初期の資金負担を軽減するための事業です。助成対象は賃借料、広告費、従業員の人件費など。対象経費の3分の2(上限300万円)が助成されます。
脱サラで不安ということですが、慎重な経営を心がける原動力にもなるので前向きに捉え、宣伝の準備を徹底してオープンに臨みたいですね。助成対象の広告費にはチラシやポスティング、店のホームページ作成などの代金も含まれます。PRを充実させましょう。
助成の対象となる期間は、交付決定日(予定では9月1日)から2年間。助成金は融資と異なり返済不要ですが、申請した全員がもらえるわけではなく、書類審査と面接審査があります。申請受付は4月12日から22日までなので、早めに申請の準備を進めましょう。