定年起業を志す方には、「人に教える」という事業を考える人が少なくありません。楽器の演奏や料理、ダンス教室など、ビジュアルと音楽などで訴求した方がふさわしいものであれば、動画の活用を検討したらいいでしょう。また、コンサルティングなどを行いたい方は、セミナーの模様や、セミナーの一部を動画で見てもらえれば、顧客獲得に役立つのではないでしょうか?
「動画を公開するのは予算がかかるのでは?」と思われるかもしれません。今は、YouTube(ユーチューブ)という媒体があります。YouTubeは、無料で自分の作成した動画をアップできるのです。そのURLを人に伝えれば、簡単にパソコンやスマートフォン上で見てもらえます。自分のホームページやフェイスブックなどに掲載してもいいでしょう。
「そうはいっても動画制作にはやはりお金がかかるのでは?」と思われるかもしれませんが、プロに頼まなくても、いまのスマートフォンレベルのカメラで十分に動画は撮影できます。また、あまり長い動画は見てもらえません。短い時間で、自分の講義やレッスンの特長をパッとつかんでもらえるように、シナリオを工夫したほうがいいですね。販路開拓に動画を活用しましょう。 (取材・構成:藤木俊明)