自分で事業をはじめたら、商品やサービスを広く知らせなくてはなりません。しかし、広告宣伝にはとてもお金がかかるものです。名刺やパンフレット、チラシ、ホームページなどは最低限必要だとしても、この広告宣伝は低コストで行いたいですね。
そのためにはITを活用しましょう。メールマガジンやフェイスブックなどのSNSは、ITの知識がたいしてなくても扱え、しかも費用がほとんどかからない手段です。今回はメールマガジンについてお話しします。
仕事をはじめて名刺交換をします。相手にお礼のメールを送るときに、「これから自分のメールマガジンを定期的にお送りしていいですか?」と伝え、問題なければ、定期的に商品やサービスの情報を伝えていきます。
お手製の、人柄が伝わるもので十分です。大切なのは、ホームページのURLを記載して、送り手にすぐ見てもらえるようにすることです。ホームページは開設しただけでは誰も来てくれません。更新情報もメールマガジンで伝えていきましょう。
ただし、いつも売り込み文句ばかりのメールマガジンでは読んでもらえません。他社のメールマガジンを研究して、親しみのある挨拶、お得な情報、気づきのある話題などを盛り込み、興味をひくように工夫しましょう。
守るべきルールもあります。他人のメールアドレスが表示されないように配信に気をつける、申し出があればいつでも配信を停止するという表示、発信元である自分の情報を記載するなどがポイントです。そのあたりも他社のメールマガジンや参考書籍で研究するといいでしょう。 (取材・構成:藤木俊明)