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夕刊フジ・定年起業への挑戦

【定年起業への挑戦 実践編】起業家交流会参加で広がるネットワーク

 定年起業を実践中の読者、海老名要一さん(64)は、東京都中央区の施設「銀座ブロッサム」で開催された第107回銀座アントレ交流会に参加し、起業家との交流を体験した。この交流会は銀座セカンドライフ社が主催する起業家や起業予定者の交流会で、当日は金融機関の担当者も出席し、具体的な融資相談を受け付けていた。

 「過去に異業種交流会の参加経験はありますが、起業家ばかりというのは初めてです。今回は近くの席の方と名刺交換して商品やサービスの説明などを聞く側に徹しました」(海老名さん)

 交流会参加にあたり、海老名さんがまず考えたのが「名刺」と「服」をどうしようかということ。異業種交流会経験のある海老名さんは、「2枚目の名刺」を作って配った経験があるが、起業家の交流会ということで、「服」には少し悩んだという。結局、カジュアルになり過ぎず、フォーマルにもなり過ぎないようにしたため、中途半端な服装になってしまったのが反省点だそうだ。

 交流会では銀座セカンドライフ・片桐実央代表から、同社のレンタルオフィス「アントレサロン」の説明がなされたが、海老名さんは改めて使い勝手のよさを感じたという。

 「契約すると、首都圏にある拠点(交流会当時は11カ所)をすべて自由に利用できるというのは、私のような退職したシニアにはポイントが高いです。会社員時代、昼間は家にいなかったので、そんな私が家にいると、家族には受け入れにくい部分もあるようです。起業も大事ですが、『目標+居場所』があるのは心強いです」

そのサロンですが、11月1日に12カ所目の銀座アントレサロン5号店が東銀座にオープンします。リッチ感にこだわった内装で、ここには『夕刊フジ定年起業応援サロン』の看板も掲げます」(片桐氏)

 同サロンは現在、急ピッチで内装工事が進んでいる。ここが完成すれば、会員は夕刊フジ定年起業応援サロンを含めて首都圏12カ所のサロンを自由に使うことができる。

 海老名さんも先日、アントレサロンの会員カードを受け取った。これはサロン入退室時のセキュリティーカードであり、複合機からのプリントアウトにも使う。サロンには会員が自由に使える机と椅子のほか、電源や無料Wi-Fiが用意されている。このサロンを徹底活用し、海老名さんは新たなビジネスプランを仕上げるつもりだ。(取材・構成 藤木俊明)

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