当連載は今回から、夕刊フジ読者の起業活動をより具体的に支援するため、「定年起業への挑戦 実践編」にステージアップする。銀座セカンドライフ社との協業で「夕刊フジ起業応援サロン」という現実の「場」を設けるとともに、起業家や起業志望の人のコミュニティーを創設する。
具体的には、銀座セカンドライフが11月にオープン予定のレンタルオフィス「銀座アントレサロン5号店」に夕刊フジ起業応援サロンを併設し、起業準備の場、または起業家同士が集う場所として利用しやすいように準備する。
「場所は東京・東銀座から築地方面に歩いて徒歩5分ほどの便利なところです。起業に関心があるけれど、なかなか踏み出せない。起業したけれど、同じような気持ちの仲間とのコミュニティーをつくりたい。気軽に起業についてのサポートを受けたい。そんな人たちが来やすいサロンにしたいですね」(銀座セカンドライフ・片桐実央代表)
当連載は、夕刊フジ起業応援サロンのコミュニティー活動と連動する形で進行する。まず今月からは、実際に定年を迎えた夕刊フジ読者の方にサロンを利用していただき、ビジネスプランを作るまでの模様をリポートしていきたい。
最初にご登場いただく読者は、素材メーカーを定年退職し、現在はボランティアやアルバイトに従事する海老名要一さん(64)。すでに片桐代表とも面談してもらった。
「海老名さんには先日、ビジネスプラン提出までの道のりを説明しました。海老名さんには、かねてからやってみたい起業のアイデアがあるのですが、踏み出すことができなかったとのことです。そこで、この機会に、弊社が関係している『かながわシニア起業家ビジネスグランプリ2018』にチャレンジしてみるとのことです。神奈川県の起業スクールや起業家交流会などにも積極的に参加してもらうことになりました」(片桐代表)
夕刊フジ起業応援サロンでは、コミュニティーメンバーの事業内容やメンバー同士の交流会などの模様を紙面で取り上げることで、メンバーの起業を応援していく。
なお、夕刊フジ起業応援サロンのメンバーは銀座アントレサロン5号店だけでなく、同社が首都圏で運営する他のアントレサロン12カ所も利用できる。詳細は追って発表したい。 (取材・構成 藤木俊明)