大手玩具メーカーに長年商品開発に携わってきた服部真氏(59歳)は、2014年に独立、「ランニング」をコンセプトに株式会社ランビーを設立した。服部氏にその事業計画を聞く。
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自分は趣味としてテニスとランニングを続けてきました。会社勤めのかたわら多くのレースに参加し、東京マラソン、ホノルルマラソンなどのフルマラソンも36レース完走しました。独立するなら、自分の好きなことをやって、社会に貢献できたらいいなと考え、2つの事業を軸にスタートしたのです。
1つは、自分が会社で経験してきた商品開発ノウハウを生かした、スポーツ関連グッズ事業です。たとえば「メダルハンガー」という商品を開発しました。これはスポーツ大会に参加して、もらった完走メダルなどをかけておく場所がないという話を聞いて開発し、今年の東京マラソンのオフィシャルショップで販売し、あっという間に売り切れました。また「はうつー手ぬぐい」と言って、消臭効果のある繊維を織り込んだ手ぬぐいも販売を始めました。猫や犬のキャラクターのイラストでストレッチの説明をしています。これらはスポーツオーソリティやブルーブルーエと言うおしゃれな雑貨店さんやヨガ教室などで取り扱っていただいています。
2つめの事業軸はジョギングやランニングのインストラクター事業です。走ったことがない人、これから始める人達に、汗をかく気持ち良さ、楽しさを味わう事で健全な心、体を取り戻すお手伝いをしたいと思いレッスンを行っています。
この2年間はグッズ事業に重心をおき、多くの時間を費やしてきました。順調ではありますが、「ものづくり」は資金繰りなどなかなか大変です。次の3年目からはもうひとつの柱を作ることができそうなので、事業のバランスを変えていきたいと考えています。
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「ものづくり」は順調に推移してきたが、その負担は重く、新たに事業の柱を作りたいと言う。後編にその内容を伺うことにする。(藤木俊明)
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