A1:幼少期は、ボロボロの借家住まいで、両親が共働きだったこともあり、近所の裕福な友達や家庭を見ながら「いつか出世して金持ちになりたい」という夢を抱くようになりました。ですから少年期からは常に起業することばかり考えていました。その夢も年月が経つにつれてエスカレートして、「何でもいいから世界一の会社を創りたい」という願望に変わっていきました(笑)
Q2:起業前(起業前の数ヵ月間)、起業後で苦労したことは何ですか。
A2:弊社は建築改修業ですが、起業したのが21歳の時で、準備も何もせず、金もコネも担保も知識も何も無く、行き当たりばったりで、勢いで起業してしまった感じ(苦笑)。今の業種もたまたま縁があって、元手もあまり掛からないから始めたこと。全くの無知、無理、無名、無能からの出発だったので、当然、新規開拓に苦労しましたが、それより何より、仕入れ先を増やすのにもかなり苦労しました。当時は景気がよかったので、資材の卸業者も高飛車な営業してたのです。
Q3:Q2で経験した苦労はどのように解消しましたか?
A3:とにかく会社を大きく見せる工夫をしました(笑)。個人で創業して、1年後には有限会社、3年後には株式会社に法人化し、建設業としての許認可(営業許可など)や国際規格ISOなど取得できるものは片っ端から取得して、私自身も国家資格を片っ端から取得していきました。それを名刺や会社案内に刷り込みました。また、地元の異業種交流会やセミナー、研修などにも積極的に参加して人脈を増やしていきました。
Q4:起業して良かったと思うことは何ですか。
A4:起業して良かったと思うことは、自分の夢に向かって走り続けられることでしょうか。旅に例えると、自分がどの目的地を目指すのか、そこまでどうやって行くのか(車か電車か飛行機か)を決めれるということ。そして、何より「企業」というパブリックな芸術品を作り、残せることだと思います。
Q5:これから起業しようと考えている方に対してアドバイスをするとしたらどのようなことですか?
A5:とにかく、夢を描く。その夢は大きければ大きいほどいいと思います。回りにバカにされるくらい大きい夢を描かないと、起業する意味はありません。小さい夢には感動も無ければ、人も寄り付かないし、誰も付いてきてくれませんから。起業するということはトップ、リーダーになるということですから、社員に夢を語れる、見せれる、ワクワクさせるような社長じゃないといけません。