「定年退職後の自分の働き方を考えたとき、選択肢として起業が浮かびました。60歳を迎えて起業するのではなく、前から始めたいと思って準備を始めていたのです」
こう話すのは、女性ランナー向けのシャツなどの商品開発と、応援グッズの販売を行うランビー(東京都中央区)の服部真社長だ。服部社長は、20年超のランニング歴と、フルマラソンのレースには34回出場するという経歴を持つ生粋のランナー。起業をしたいと考えたときに「好きなことを仕事にするといい」という友人から勧められたことが創業のきっかけだったという。
服部社長は、中学時代に駅伝選手に選ばれるなど、昔から走ることが得意だった。しかし陸上部などには所属せず、トレーニングや趣味の延長としてランニングを行っていたという。
専門学校卒後は大手玩具メーカーや雑貨メーカー、玩具のデザイン会社で商品開発の経験を積み、電子ゲーム、パーティグッズなど年間20アイテムを世に送り出した。このように仕事を続ける傍ら、雑貨メーカーへの転職を機にスポーツクラブに入会し、ランニングを再開。このころには皇居ランニングや、レース出場を始める。退職後は、SNSページに立ち上げたランナー友達とのコミュニティやシニア層の起業支援を行う銀座セカンドライフでアドバイスを受け、今年の2月に大好きなランニングに関連した同社設立に至ったのだ。
今後はグッズ販売のほか、これからランニングを始めようと考える人へのランニング講座の開講も視野に入れている。
「ランニングはストレス解消にもつながります。身体・精神の両面で健康な人が増え、結果として医療費削減につなげるなど、社会の役に立てればいいなと思っています」
株式会社ランビー 代表取締役 服部 真 様のインタビュー
ランニングを通じて、身体・精神の両面で健康な人を増やし、社会の役に立ちたい
株式会社ランビー
代表取締役 服部 真 様
「ランニングはストレス解消にもつながります。身体・精神の両面で健康な人が増え、結果として医療費削減につなげるなど、社会の役に立てればいいなと思っています」
会社概要
〒104-0061
東京都中央区銀座7-13-6 サガミビル2階
設立 2014年2月