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株式会社タッツ・コンサルティング 代表取締役社長 辰己 友一 様のインタビュー

人生は一度きりなので自分の人生は自分で回すという感覚を持つことが大切

株式会社タッツ・コンサルティング

代表取締役社長 辰己 友一 様

今回は「株式会社タッツ・コンサルティング」代表取締役社長の辰己 友一さんにお話を伺いました。辰己さんは経営コンサルタント及び講師業をされています。

Q1:起業したお仕事の内容を教えてください。


会社を定年退職して、何かやれる仕事はないかと探したら、会社勤めしている間に知り合ったコンサルタントや教育会社等の若い人たちから「いっしょに何かやりましょう」ということになった。考えてみたらそういう人達のサービスを以前働いていた組織に拡販できるのではないかと思い立って起業した。ついでにコンサルタントも自分で出来るのではと考えていたら、ある会社から声がかかり、週に二日くらい出かけて行っている。また、経営研修所からも声がかかり講師業も定期的にやっている。仲介業も、ある程度成果を出せた。従って、コンサルテーション、講師業及び仲介業というのが現在の仕事となっている。


 


Q2:前職のご経験を教えてください。


日立の関連会社二社の管理部門管掌役員。とにかく新しいもの好きで、ITも管掌していたが、日本で初めてSAP社のCRMをサービス会社に導入することになった。また、コーチングも日立の会社としては、かなり本格的に導入出来たのではないかと考えている。この保守・メインテナンスの会社では全国50カ所以上に点在する拠点を全部回り、また欧米、中国、韓国、シンガポール、台湾にある現地法人も全て訪問して、多くの従業員の本音の話を聞いて来た。この話をおこして「サービス物語」として社員の奮闘ぶりの小冊子を7冊ほど書いたが、共感を呼び社員のモチベーションはかなり上がったと思う。韓国LG電子と日立の合弁会社でも日本側の責任者として参画した。韓国企業の素早い経営を肌身で感じることが出来て大変勉強になった。この時、大きなお金を払って、コンサル会社も活用したが、かなり役に立った。日本企業は何でも「自前主義」に陥りがちであり、コンサルタントの活用方法を知らない場合が多いが、貴重な経験が出来たと感じている。


 


Q3:なぜ起業しようと思いましたか?


定年の時に60歳で仕事を辞めると言うことが想像出来なかった。まだまだ健康であり年齢に関係なく仕事をしてもいいのではと考えたが、60歳を過ぎると一般的に採用される可能性が低いし、この歳になって人に使われるのも嫌で、それではということで起業した。ボランティアー活動というのもあるだろうが、どうも自分の性に合わないと感じた。社会に還元するのは働いて税金を納めればいいのではないかと思っている。


 


Q4:起業前(起業前の数ヵ月間)、起業後で苦労したことは何ですか。


とにかく仕事が取れなかったこと。日立の関連会社を相当数回ったが、みんな昔からの知り合いなので会ってはくれるが注文に結びつくことがほとんどなかった。営業は「千三つ」だとは頭で理解していても、心が折れそうなことが多かった。自分が相手の立場でOB社員が来て「仕事をくれ」と言われてもおそらく同じ対応であったであろう。また、大手のコンサル会社から声がかかり嬉しがって色々人を引き合わせたが、結局、体よく使われていた様な感じに陥ったことがあり、自分の甘さを認識させられた。


 


Q5:Q4で経験した苦労はどのように解消しましたか?


あまり深刻に考えない様にした。また、幸い仲のいい若い仲間も出来て色々相談したが、ずばりと本質をついた回答をくれて自分の考え方を変えることが出来た。また、少しずつではあるが、仕事が取れて売上も立ったことが自信につながり、苦労を解消出来た。定年後はお金も余り必要ないことを認識して、がつがつする必要のないことに気が付いて焦りがなくなった。気楽に、細く長くやれればと思う。現役時代は「仕事、そして遊び時々」であったが、今は「仕事、遊び」の半々の感じでいいだろうと思える様になった。段々と「遊び、仕事時々」になるであろうが、それはそれで全然問題ない。要はその質を自分で満足出来るかどうかだろう。


 


Q6:起業して良かったと思うことは何ですか。


趣味のテニス、ゴルフ、ランニングは肉体系であるが、仕事は頭を使うのでバランスがいい。また、心底本音ベースでお互いに意見を交換出来る若い友達が一杯出来たのは大きい。現役の時は、どちらかというとポジションがあって、自分の仕事というのがあるが、起業すると、自分の仕事の本当の質が確かめられる感じがするのもいい。実際、仕事をする際は、この仕事の対価はいくらなのかいつも考える。安い場合もあるが、高い場合もある。そういう実態感が起業して得られたのは大きい。コンサルの仕事は、時間ではなくて、その成果が重要だ。ちょっとした時間でも大きな成果を出せて、お役に立てた感触を持てた時は高揚する。講師業でも、いつも受講生アンケートを意識しているが、自分が今回は相手と心底分かり合えて受講生の今後に絶対に役に立つだろうと思える瞬間があるのは刺激的だ。毎回、毎回が戦場であるのがいい。


 


Q7:これから起業しようと考えている方に対してアドバイスをするとしたらどのようなことですか?


年金をもらう様になってからでも遅くはない。年金があると最低線は守られるので精神的に楽でいられる。それと人生は一度きりなので自分の人生は自分で回すという感覚を持つことが大切だろう。やらされ感を持たないことが大切だろう。自分の人生を他人任せにしないことだと思う。ただし、リスクは取れる範囲で仕事をするのがいいだろう。チャレンジし過ぎて、お金が回らないということにならない様に注意するべきか。また、兎に角、顧客が欲する商品やサービスを提供することのみを考えるべきだろう。


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