「3年以内既卒者トライアル雇用奨励金」とは、厚生労働省が実施している制度で、学校卒業後も就職活動を継続中の新規学卒者(高校・大学等を卒業後3年以内)の方を、有期雇用で採用し、その後正規雇用に移行させる事業主に対して、助成金を支給するというものです。
これから新規学卒者を採用しようとしている中小企業にとっては、有期雇用(原則3ヵ月)で雇用し、対象者1名につき月額10万円支給されるとなれば、人件費の負担が抑えられ、初めから正規雇用で採用をするよりもリスクが少なくなります。また、有期雇用を経ての採用なので定着率も高くなり、正規雇用後にはさらに対象者1名につき50万円の支給もされます。
新たに雇用をされる中小企業にとっては、雇用のリスクを減らし、求人にマッチングする人材を探しやすいというメリットがあります。