自社の商品・サービスを紹介するホームページを作成しても思ったよりも反応がないという話をお聞きします。アクセス数を上げるには、ホームページを作成する際に行う仕込みが半分、ホームページが完成した後に行う仕込みが半分あります。つまり、ホームページが完成後に努力しても半分しか効果がないということです。今回は、これからホームページを作成する方に向けて、作成する際の注意点をお伝えします。また、既にホームページがある場合は、今度改訂する際の参考にしてください。
インターネットで検索したときに自社ホームページが上位に表示されていれば、検索する人の目につきやすく閲覧が増え、結果として問い合わせや売り上げ増加につながります。
検索結果で上位に表示させるための方法を「SEO対策」といいます。これはSearch Engine Optimization(検索エンジンの最適化)の略です。SEO対策をしっかり行うことが、アクセス数増加につながります。SEO対策をしながらホームページ作成を進めましょう。
まず、SEO対策は内部と外部の2つがあります。内部対策とは検索エンジンに効率良く、高く評価されるホームページの作り方です。また、外部対策とは、ホームページ完成後に、自社サービスと関連性があり、評価の高い他のホームページから、自社のホームページにリンクしてもらうこと(被リンク)です。この2つをバランスよく行いましょう。
グーグルなどの検索エンジンは、数多くあるホームページをクローラーと呼ばれるロボットが巡回し情報を収集して、検索結果に反映する仕組みになっています。「ユーザーにとって満足度の高い、有益な情報を提供しているホームページ」を高く評価し、検索結果の上位に表示される仕組みです。
ホームページの作成段階では、内部対策をしっかり行う必要があります。具体的にはクローラーが判断しやすい構成にして、検索されたいキーワードを決め、そのキーワードを、ホームページのタイトルや文章中に盛り込むことです。
例えば、あなたが海外進出支援を行うコンサルタントとして起業しようとした場合、自社のホームページを見てほしいのは、「海外進出」「支援」とインターネットで検索し、情報を探している方だと思います。そのとき、検索結果で上位に表示されるには「海外進出」や「支援」のキーワードをホームページ上で多用し、クローラーに自社のホームページを有益な情報だとアピールすることです。海外進出の支援というキーワードを意識して文章を作らないと、SEO対策になりません。
また、ホームページを作成する際、アクセス解析ができるようにしましょう。現在のアクセス数を把握し今後の目標を立て、それに向けて定期的に現状の確認をしましょう。