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日経MJ・ゆる起業のススメ

2020年12月25日

【50歳からのゆる起業】個人史の出版を支援

 定年後、会社勤めの時に実現できなかったことや、自分が本当に作りたかった物を世の中に出したいと思い起業する方は多くいます。


 グッドタイム出版合同会社代表の武津文雄さん(73)も、そのお一人です。出版社を退職後、個人事業主として出版社のお手伝いのような仕事を少しだけ手掛け、悠々自適な生活をしていました。


 ある時、日経新聞の取材を受けたのをきっかけに「自分が作りたい内容の本をもっと気軽に出版したい、やっぱり願いをかなえたい」との思いがさらに強くなり、本格的に事業をスタートいました。


 開業してから3年後の67歳の時に法人化し、現在に至ります。会社に勤めていたころは、出版社の方針がありました。自分の好きな本や好きな著者等で、本を作ることは絶対にできないと思い、仕事をしていたそうです。


 起業後は大手のまねをする必要はありません。自分がやりたいものを作ると決め、「個人のパーソナル歴史(家族の歴史と絆)」を中核とした出版物に特化することにしました。


 中高年の方で、本を書いて出版したいと考える人は多いそうです。武津さんは元編集記者のキャリアがあり、原稿の内容や校正などのアドバイスもしてくれるため、初心者でも安心して依頼できます。


 一般的に個人で本を出版しようとすると、数百万円の費用がかかるといいます。そこで武津さんはオンデマンド本の仕組みを活用することで、30万円からの費用で出版できるように工夫しました。オンデマンド本とは、アマゾン等のネット書店で注文を受けてから印刷し製本する仕組みで、出版コストを抑えられるのが大きなメリットです。


 営業面では初めの2、3年は苦労したそうですが、現在は年間10タイトルと安定した受注を獲得できているそうです。日々のコミュニケーションで作品づくりに丁寧に対応することで「お客様からの紹介やリピートにつながっているのだろう」と話されていました。


 武津さんが手がけるのは、自叙伝がメインです。作りたいと思っている潜在的な顧客にどれだけ出会えるかわからないため、ひとつひとつの出会いを大切にしているそうです。普通の本とは違い「その人の人生を作る」という極めてパーソナルな作品づくりなので、大量生産はできません。 武津さんは作品が出来上がって「著者が喜んでくれることが生きがいであり、最大の喜びだ」と言います。モノを売っているというよりは「作品を生み出す」と表現した方が良いのかもしれません。


 仕事をする上で気を付けていることは、ミスしたことはすぐに謝ることだそうです。「ミスしてもそれ以上のことで返す」をモットーにしているそうで、本を作るということは常に一対一の真剣勝負だとおっしゃいます。出版はとても細かい作業が多く、形として残ってしまうのでミスが許されません。作品が出来上がり、お客様に渡すまで気が抜けないそうです。


 人生100年時代と言われます。今まで生きてきた人生を1冊の本にまとめて頑張ってきた証を家族と共有するのもいいのかもしれません。


 メディアへの広報活動にも力を入れたいそうですが、宣伝費もかかります。このため本という作品を通じて人脈と人とのつながりを深め、たくさんの方との出会いを大切にして過ごしたいと話していました。


(銀座セカンドライフ社長 片桐実央)

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