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日経MJ・ゆる起業のススメ

2023年02月06日

【ゆる起業のススメ】生徒本位で指導の効果追及

 今回は学習塾「大学受験R塾」を運営するIRIZO(東京・豊島)代表の宮本智さん(44歳)を紹介します。大学
受験を控えた高校生向けにビジオ会議システム「Zoom(ズーム)」を使ったオンライン授業を手がけているのが特徴です。


 宮本さんは26歳から石川県で塾の講師として中高生を教え始めました。その後上京して大学受験専門の大手塾で英語講師をしていたところ、石川県にいる元教え子からも継続して教えて欲しいという要望を受けました。


 そこで月1回、高速バスで石川県に向かい、貸会議室で指導を行っていました。その経験が起業を意識するようになったきっかけです。  


 2016年に東京・西巣鴨で塾を開業しました。しかし経営は簡単ではなく、当初は生徒数も集まらず、資金的に
も厳しい状況が続いたそうです。地道にチラシを配ったり、ホームページで情報発信したりしながら、徐々に生徒を増やし、2017年に株式会社化したそうです


 宮本さんは起業時から「自宅」にいながら授業を受けられるオンライン方式を積極的に取り入れていました。新型コロナウイルス感染拡大を受けてオンラインの会議や授業が普及するずっと以前のことです


 最初はオンライン方式に抵抗を感じる人も少なくなかったそうですが、コロナ禍でそうした仕組みへの理解が深まり、入塾の問い合わせも増えたそうです。


 もともとオンラインに力を入れるようになった理由は、月に一度地元へ戻って教える負担を軽減するためだけではありませんでした。自分達の授業を受けたいがために2時間もかけて通う生徒もおり、その移動時間を減らして勉強に充てることが生徒のためになると考えたからです。


 双方向でのやりとりが可能なオンライン方式では、一方的な詰め込み授業ではなく、きめ細かい個別指導が可能です。集団指導の際にも、全員の声をその都度チャットで受け取ることができます、生徒にとっては自宅から授業を受けられ、周りの生徒同士の人間関係を気にせずにリラックスして学習に集中できるといった利点がありました。


 講師側もオンラインによって週1回の授業に加えて、生徒と頻繁にやり取りができます。生徒の心理面や学習の進行状況がより把握できるようになりました。


 オンライン上で生徒同士が集まって勉強する「自習室」という仕組みも整えました。常に誰かと一緒に勉強しているという意識を持つことで、集中力を保つことができます。受験勉強などで生徒が陥りやすい孤独感を打破する試みでもあります。


 またオンライン経由で自宅で学習するための片付けの習慣をつけさせる指導も行っています。勉強モードに入るきっかけ作りの一環です


 宮本さんは自身の塾経営にとどまらず、オンラインの可能性を広げる取り組みにも熱心です。全国の学習と業務提携し、生徒一人ひとりとのやりとりを重視した指導をオンライン上で行っています。


 宮本さんをみると「行動すること」の重要性がわかります。行動することで仮に失敗したとしても本当に必要なことが見えてきます。挑戦と失 敗を重ねて成功に徐々に近づいていくという起業家として大切なマインドがあると感じました。 (銀座セカンドライフ社長 片桐実央)

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