中西典子(なかにし・のりこ)氏(50)=写真=は、『メンタル・ドッグコーチ』養成を目的とした協会設立の準備中だ。後編はその活動にこめた思いについて聞きたい。
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私は15年間で二千頭を越す問題行動を起こす犬たちと触れあってきました。問題のある犬に接すると、実は飼い主さんに問題があることが多いのです。犬の気持ちによりそってトレーニングしていくと、なぜか飼い主さんの方もハッピーになってきます。つまり、犬の来待に寄り添って一緒に過ごしていくと、飼い主自身も幸せに変わることができることを伝えたいのです。私は「しつける」のではなくて「犬との正しいつき合い方」を説いています。実家を出てからは犬を飼っていませんでした。最初は普通に外資系企業に勤めていたのですがバブル崩壊でとてもつらい目にあいました。ご縁があってバーを経営していた時、昼間は淋しかったんですね。そんな時はじめて犬(ミニチュアシュナイザー)を飼い、とても救われたのです。そこから犬と一緒に生きるライフスタイルに変わったのですね。
その後、シドニーのドッグスクールを出て、現在のドギーラボ(http://www.doggylabo.com/)として活動し、今メンタル・ドッグコーチの協会設立の準備をしています。3月には「犬バカですが なにか?」という著書(電子書籍)も出しました。ペット雑誌などから執筆依頼も多いのですが、単にペット業界に閉じずに、もっと一般のビジネス界に自分の活動のこと、そして犬と人間が一緒にいることがどんなに良いことかを広めたいんですね。
そして、自分の夢である「人と犬の共創シェルターづくり」に賛同してくれる人を増やしたいのです。
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中西氏はペット業界ではなく、さまざまな業界の人たち、そしてメディアと触れて話をしていきたいと言う。中西氏の活動やメンタル・ドッグコーチ協会に興味のある方は連絡されたい。(藤木俊明)
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